メッセージ

美育のすすめ

美術による教育を「美育」といいますが、この「美育」の成果が感性の育みです。感性は人の歩みを方向づける心の作用で、新しく物事を創造してゆく力のもとになるものです。もし自由な感性を封じ込めてしまえば、我々は閉塞感に捕らわれ、新たな進路が奪われてしまうでしょう。今はひょっとして既成の因果関係のみが正当とされ、人の豊富な可能性を閉ざしてしまっている時代なのかもしれません。

子供たちの可能性を封じ込めてしまわないように、“美術であそぶ”時間を求めましょう、いまこそ「美育」をすすめましょう。「美育」によって子供が自己開放のうちに育つなら、世界に必要な創造性が育つに違いありません。

 

 

 

   ながのこども美術学校/長野美術専門学校

学校長 小林勝彦

 

 

 

こどもの感性を伸ばす

小学校中学年高学年は「自分と他者」の意識が芽生え始める年齢であり、同時に他者との比較も始まる時期でもあります。「3年生頃からこどもたちの絵が画一的になっていく」というデータもあり、図画の授業でも周りと調和させようとして自分本来の発想を閉ざしていく子が出始めると言われています。美術表現において大切な「発想の自由」をこの他者との比較でこども自ら蓋をすることなく、その発想は何よりも変えられない大切な感性なのだということを制作を通して伝えていきたいと思います。作品制作の積み重ねから得た個々のオリジナリティを各自の自信へとつなげ、将来のアーティスト性への芽吹きとなるよう力強く見守っていきます。将来お子様がどのような職業につくにしてもここで得た経験は思いもよらぬ力となってお子様を支え続けるでしょう。どうぞこの大切な時期に美術の学びをお奨めください。

      ながのこども美術学校 専任講師/

長野美術専門学校アート・コミュニケーション科講師 美術家 ごとうなみ